私はビジネスとしてアムウェイを行うことは現段階として可能なのか興味があり、アムウェイビジネスについて知りたいと思っていました。
そして先日アムウェイで生計を立てている方(以下Iさん)とお話をする機会をいただきました。
そこで得た情報とそこから私が出した結論、独自の考察を書いていきたいと思います。
結論としては、私はアムウェイビジネスには反対です。
この記事は現在アムウェイビジネスへの参入を考えている方に、是非読んでいただきたい記事です。
※なお、こちらの記事はアムウェイビジネスに限った記事になります。
アムウェイの商品、アムウェイの会員の皆さんを否定したいという意図で書いているわけではありませんので、ご理解ください。
アムウェイの基礎知識
アムウェイ(Amway)とは「成功をの望む全ての人々にその機会を提供したい」という創業者の理念からスタートした、世界的な企業です。
AmwayのAMはAmerican wayからきており、自由な方法でと言う意味が込められています。
主に日用品やサプリメント、化粧品などのここでしか買えない商品を取り扱っている会社です。
アムウェイはMLM(マルチレベルマーケティング)と言われ、ねずみ講、マルチ商法などと呼ばれ、勧誘がめんどくさいという負のイメージを持つ方が多いかと思います。
実際のところアムウェイという会社は、日本ではまだあまり浸透してはいないものの、海外では100以上の国で展開しているほどに有名です。
アムウェイの創業者である、リッチ・デヴォスとジェイ・ヴァン・アンデルを知らない人はいないほどだそうです。
アムウェイの商品はすごい
実際にIさんにお話を伺いましたが、アムウェイの製品は、製品の研究に膨大な投資を行っているため、かなり質の良い商品が取りそろえられているそうです。
化粧品関係ですと、ミス日本で優勝した女性が、4年連続アムウェイの化粧品の愛用者だったり、多くの芸能人が使用するほどの品です。
仲介業者を使用していないため、市場に出たら3倍以上もするような質の良い商品が、アムウェイでは購入できます。
アムウェイでしか買うことができない商品であると言うのも、アムウェイに入るメリットではありますね。
pvってなに?アムウェイの仕組みと儲かるのか
ではそんなアムウェイですが、ビジネスとして儲けることができるのでしょうか。
結論から言います。アムウェイで儲けることはできますが、道のりはかなり厳しいものになると言えます。
アムウェイの稼げる仕組みですが、自分が紹介した人から下にグループができていき、ひと月でアムウェイで使った金額分をポイント計算してキャッシュバックするという仕組みです。
そしてそのポイント(以下pv)は約1.4円で1pvとかなり貯まりやすい仕組みにはなっています。
ですがひとつきでの計算ですので、月をまたいでしまうとそのpvは失効してしまいます。
「ひとつきでグループでアムウェイ内でいくら使ったか」と言うので、キャッシュバックの値段が変わってくるのですが、キャッシュバックの基準は以下の通りになっています。
0pv~ ⇒ 0% 3万pv~⇒ 3% 9万pv~ ⇒ 6% 18万pv~ ⇒ 9% 36万pv~⇒ 12% 60万pv~ ⇒ 15% 100万pv~⇒ 18% 150万pv~ ⇒ 21% |
※現在は変わっている可能性もあります。参考程度にどうぞ。
ひとつきで少なくとも3万の買い物をした場合、自身に900円のキャッシュバックが振り込まれます。
アムウェイは自分が購入しなくても、グループの誰かが購入した分もキャッシュバックとして受け取ることができますが、これを収入源としてビジネスを展開していくのは厳しいと考えます。
副業と呼べるほどの収入が入るまでには、50人前後は紹介しなければなりません。
次はアムウェイで稼ぐのが、なぜ難しいのかについてお話しします。
なぜアムウェイで稼ぐことが難しいのか
アムウェイに対する世間の評価
まず第一にアムウェイの世間の評価です。今現在アムウェイやってるんだ!と言っていい顔をする人がいるでしょうか?
同じくアムウェイをやっている人以外の好印象は期待できないでしょう。
その中で商品が良いから使ってみて!と教えられた商品がアムウェイだった場合、いくら勧めてみても「ビジネスで稼ぎたいからそう言っているんだ…。」「紹介のためにご飯に誘ったのかな」とマイナスのイメージを持たれてしまいます。
これが私がアムウェイで稼ぐことはできないと判断した第一の理由です。
アムウェイの会員の方はその世間体の悪さのあまり、両親に内緒でアムウェイビジネスを行っています。
それほどまでに、今の世の中ではアムウェイに対する評判が悪いのです。
友達を失うリスク
アムウェイビジネスにおいて、最も恐ろしいのは友達を失うリスクかも知れません。
稼ぎたいという気持ちのあまり、だんだんと関わる人全てにアムウェイの紹介をしてしまいかねません。
これの何が怖いかというと、誘われた友人同士で「○○ちゃんから連絡あった?ご飯行ったんだけどサプリや化粧品の紹介されたんだよね。」なんてあっという間に話が広まっていくんです。
今は情報社会ですので、SNS一つで情報がいくらでも拡散されていきます。
熱心にアムウェイビジネスを行えば行うほど、情報は広まり、「勧誘されるから○○ちゃんとご飯に行くのは控えようかな。」と思われてしまいます。
もちろんこれは架空の話をしているわけではありません。
【実話】アムウェイをやっている知り合いからの突然の連絡
これは私の実体験なのですが、私は以前まで片頭痛がひどく毎日のように薬を服用していました。それをSNSで投稿したところ、もう数年も連絡を取っておらず、仲が良いとは言えないYちゃんからメッセージが届きました。
心配する内容と、Yちゃんも片頭痛がひどかったけれど、サプリメントをとるようにして生活習慣を整えたら改善した、今度ご飯にでも行きたいね。と言うことが書かれていました。
その時は、あまり仲良くないのに連絡をくれて嬉しいな、程度に思っていたのですが、別の友人からYちゃんはアムウェイで収入を得だしたところらしいという話を聞きました。
それを聞いて、あぁ、あのときメッセージをくれたのは、アムウェイのサプリメントを勧めたかったんじゃないか。そんな風に思ってしまったんです。
アムウェイビジネスをやっている自分を想像してみた
アムウェイビジネスに参入したら、会う友達みんなにアムウェイを紹介してしまうかもしれない。
これが原因で友達を失うというリスクよりも、アムウェイが素晴らしい物だと信じ込み、良さが分からない=アムウェイに入らない友達を、自ら切り捨てるようになってしまうのではないか。
実際にアムウェイビジネスをしている知り合いは、集まりの場に通うことが増えたことにより、アムウェイビジネスに参入している方たちのとの繋がりが強くなっているように思います。(Instagramより)
アムウェイ信者と呼ばれる理由
アムウェイの会員はよくアムウェイ信者なんて呼ばれたりしますよね。
実際アムウェイの話を聞いた先で理由が分かりました。
アムウェイでは飲み会やミーティングと呼ばれる、運用の仕方を講座する集まりが多く開催されています。
アムウェイ会員同士のつながりが強く、アムウェイの商品を使ったお料理会なんかも開かれているグループもあるそうです。
勧誘の仕方などの情報交換をするためですが、裏では繋がりを濃くしてアムウェイを退会するのを防ぐためなんて話も噂されています。
そしてアムウェイの方はアムウェイの商品が好きで、人が好きで続けているため、その良さをアムウェイ以外の人に伝えようとするとどうしても、宗教のような印象を与えてしまうのでしょう。
こういったマイナスな情報が多く広まっているのも、アムウェイビジネスでは稼ぐのは難しいと考える理由の一つです。
その繋がりは本物?
私がアムウェイの話を聞きたいと言うと、Iさんはすぐに会いに来てくれました。人当たりも良く、夢を叶えることを応援したいと言うようにアムウェイについて良いところを教えてくれました。
次の日に飲み会があるからおいでよ!
その前に一対一でミーティングをする時間を作ろうか!
と熱心にサポートをしてくれ、アムウェイの輪に入れてくれよう(入れさせよう)としてくれました。
私は実際にアムウェイの会員になったわけでも、それからやめたわけでもありませんが、もしもアムウェイビジネスを初めて途中でやめた場合、その集まりには参加しなくなるのだと思います。
アムウェイを通じて人脈が広がった、友達ができたと言う意見もありますが、それはアムウェイを辞めれば必然的になくなってしまうコミュニティなのではないでしょうか。
アムウェイに対する賛成と反対意見の両方から考察し、伝えたいこと
この記事は実際に私がアムウェイグループの事務所へ足を運び、直接得た知識と情報を元に、考察した結果です。
実際に決断するのはあなた次第ですが、この記事を読んでもう一度冷静に考えていただけたら幸いです。
アムウェイは商品自体はとても良い物です。
アムウェイの商品が好きで愛用する分には、あまり世間体は気にならないかも知れません。
ビジネスでなく、好きだから使っていると言う愛用者は8割程度です。(おそらく世界的な基準ですが)
ですがビジネスとなるとお金のリスクはなくとも、友人を失うリスクは大いにあると考えます。
世間体の悪さを考慮してまで行うほどのビジネスではないのではないか。
アムウェイ事態の評判が悪い現在では、稼ぐことは難しい。
これが私の出した結論です。
リスクなしで稼げる副業
リスクなしで何か始めたい方は、ブログやInstagramがおすすめだと思います。
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ただしInstagramはフロー型ビジネスなので、不労所得を目指すには向いていません。
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月30万円程度の収益であればブログやInstagram、ライター、せどり等独学でも達成できます。
アムウェイビジネスに参入したいわけではなく何か副収入を得たいのであれば、ぜひ他のビジネスを始めてみてはいかがでしょうか?